★パーキンソン病治療

パーキンソン病治療に光明?

米大学で症状改善に成功

(読売新聞 - 06月22日 10:58) 

【ワシントン=増満浩志】

体のふるえなどが起きるパーキンソン病患者の脳内で不足する物質を、
遺伝子治療によって増やし、症状を改善することに、
米コーネル大などの研究チームが成功した。 

臨床試験の初期段階で、対象の患者は12人だけだが、
治療から1年たっても効果は持続している。

詳細は23日付の英医学誌ランセットに発表する。 

研究チームは、神経の興奮を抑えるGABAという物質が、
患者の脳内の視床下核という部分で不足することに着目。
GABAの生成を促す酵素「GAD」の遺伝子を
特殊なウイルスに組み込み、視床下核に入れた。

注入は、半身の左右どちらかをつかさどる部分だけに行った。