★眠くなる花粉症薬…「服用後も運転」4割超

花粉症の薬を服用するドライバーの大半が
眠気や判断力低下を感じているものの、
4割強の人は運転を控えないことが4日、
健康・医薬関連企業でつくる「健康日本21推進フォーラム」の
インターネット調査で分かった。 

調査は昨年12月、花粉症の症状があり
車を運転する20~69歳の男女各500人を対象に、
花粉症と運転とのかかわりについてアンケートした。 

8割以上の人が花粉症の症状が運転に影響すると考えており、
対策としてはマスクや目薬が多かった。

医師の処方薬または薬局で買った薬を飲む人は半数以上いた。 

薬は、一般的に眠気の副作用がある「抗ヒスタミン薬」36.0%、
「それ以外」10.9%で、「分からない」との回答が58.1%に上った。 

服用後、眠気を感じた人は72.1%、
集中力や判断力の低下を感じた人は66.7%。

服用後に過半数の人は運転を控えたが、
特に対処せず運転した人が43.0%いた。 
服用後に運転していて「対向車線を走った」
「玉突き事故を起こした」など、
実際に事故を起こしたり、起こしそうになったりした人は6.2%だった。 

運転に関し、薬剤師または医師の説明・注意があった人は
それぞれ4割に満たず、医師らの説明が十分だと思う人は
4人に1人にとどまった。 

最近は眠気の副作用が少ない抗ヒスタミン薬も出ており、
存在を知っている人は少数で、
そういう薬が「あれば服用したい」人は9割近くを占めた。

(2007/02/05 20:22)