★自主回収

カネボウ化粧品も自主回収
オリザ油化から原料供給
2007年5月14日(月)19:07

 カネボウ化粧品は14日、
医薬・化粧品の原料メーカー「オリザ油化」(愛知県一 宮市)から
原料の供給を受けた栄養補助食品を自主回収すると発表した。

オリザが成分表 示していなかったためで、
アレルギー物質として食品衛生法で表示が
義務付けられている「乳」の表示が欠落していた。

化粧品メーカーのファンケルや日用品メーカーの小 林製薬も、
オリザから原料の供給を受けた商品を回収している。

原料にガンマ線照射の可能性
キッコーマンなど自主回収
キッコーマンは1日、米国から輸入した健康食品原料に、
食品衛生法で禁止されてい るガンマ線が照射された
可能性があることが分かったと発表した。

この原料を使った サプリメント商品約1万2000個を自主回収するほか、
同社から原料自体を仕入れ、商品化している
メーカーなど約40社にも回収を呼びかけている。

 回収対象のサプリメントは、
通信販売商品の「豆で暮らす」(06年4月に販売終 了)と「いきいき物語」。

着払いで商品の返送を受け付け、代金を返す。

問い合わせはお客様相談センター(0120・180・750)。
仕入れ先では
ファンケル、
資生堂薬品、
ノエビア、
第一三共ヘルスケア
の4社が同日、この原料を使った商品の自主回収を発表した。

キッコーマンは、使用されたガンマ線は微量のため、健康に害はないとしている。

ただ、国内では影響が未解明であるとして、
照射も照射された食品輸入も禁止されて いる。