★EGCGの効果

6月1日から5日まで アメリカ シカゴで開催されている
第43回米国臨床腫瘍学会での発表の記事です。

エピガロカテキンガレートが 
骨髄腫細胞の抑制に効果があることが
ドイツの学者から発表されているようです。

EGCGは、ティグリーンの成分ですね。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/
asco2007/200706/503402.html
緑茶に含まれているカテキン類の1つである
EGCG (Epigallocatechin gallate)に、
骨髄腫細胞の増殖を抑制する活性があることが分かっ た。

細胞培養による研究から明らかになったもので、
ドイツKeil大学の Renate Burger氏(写 真)らが
6月2日、第43回米国臨床腫瘍学会で発表 した。

EGCGの抗腫瘍効果については、
メー ヨー・クリニックが初期の慢性リンパ性白血病の患者を
対象に第1/2相の臨床試験に取り組むなど、
人への応用へ向けた研究が進んでいる。

Burger氏ら は、多発性骨髄腫(MM;Multiple myeloma)に
対する効果を 調べるため、細胞培養による研究を実施した。

実験には骨髄腫細胞系を用い、その増殖をEGCGが抑えるのかどうかを調べた。
その結果、3日間の培養後、EGCGを加えた細胞系では、
骨髄腫細胞の増殖が抑制されて いることが分かった。

またこの効果は、EGCGの用量に依存することも明らかになった。

今回の結果を踏まえBurger氏らは、
「EGCG は骨髄腫細胞の抑制活性を持っている」と結論した。

発表会場では、どれだけの緑茶を飲めばいいのかなど、
早くも臨床試験の成果を期待する声があがっていた。

(三和護=日経メディカル オンライン)